お肉の下処理
野生のお肉には独特の味がありますね。一般的に 「臭み」などと呼ばれています。
鹿肉食べる?ときくと、よく
「えー・・・興味はあるけど臭いんじゃないの?」
とか、
「血の味がすっごくて実は苦手・・・」
という声をよく聞きます。
今回はそんな「臭み」をなるべく軽減した、初心者向け下処理について書いていきます。
今回は王道!一番最初に作るならコレ!鹿肉カレーを作りますよ!
- 汚いところは切っちゃおう! トリミング!
- 硬いお肉は食べづらい! 柔らかくする処理
- 臭みを軽減! にこぼし!
汚いところは切っちゃおう! トリミング!
今回のお肉は鹿肉の背ロース部分です。
ここだけの話、鹿のロースは首側よりもお尻側のほうがめっちゃおいしいですよ・・・
さてさてこのお肉。よーーーーーく見てみると・・・
こんな感じで、毛とか土とか葉っぱとかついていることがあります。
(もちろん、業者で手に入れたお肉にはそんなことありませんよ!?)
というのも、猟師さん、獲物とったらお外でそのまま解体!ってことが多いのです。
こういうのは火を通せば問題ないのですが、やっぱ気分的にね・・・
なので、大胆にカットしちゃいましょう!
はいこんな感じ。
どんどん!
遠慮なく!
カットしちゃいましょう!
硬いお肉は食べづらい! 柔らかくする処理
さて、カレーに入れるために一口サイズにカットしていきます。
うーん♡ いい色・・・鹿のお肉は高たんぱく低脂質、鉄分も豊富なので、貧血気味の人や、体づくりに向いているといわれています。
ここで、通常のお肉と同じように、たたいたり、包丁の先でざくざく切り込みを入れることで柔らかい仕上がりにすることができますよ!
はい。ブスリと。
私はペティナイフをつかってざくざくやります。
煮込み料理にはこちらの方法のほうがいいかな?と勝手に思っております。
焼きやカツにする際にはどちらかというとたたいたほうがいいかと思われ。
臭みを軽減! にこぼし!
さて!ここまでお肉をカットしてきて、いよいよ料理とまいりましょう。
その前に、お肉にある独特の臭みを軽減していきましょう。
- 用意するもの
- 大き目のなべ
- 水
〇まずは大き目の鍋にお肉を入れ、お水を入れます。
分量は最低限お肉がすべて浸るまで入れてください。
多すぎるとこの後大変なことになるので、写真のような量でとどめておくのが良いでしょう。
〇火にかけます。
強火ではなく、弱火~中火程度にしておきましょう。
しばらくすると・・・
どどん!
先ほどのお水の量から想像してください。ものっすごい量の灰汁が出てまいります!
コレを全部取り除きましょう!!! 気持ちよく掬ってください!!
こうすることによって肉の臭みがだいぶぬけ、おいしいカレーができていきます。
仕上げ
お肉の処理が終わったら、あとは普通のカレー作りをしてください。
もし鹿肉に慣れてきていたら、先ほどの鹿肉の煮汁(もちろん灰汁はとってくださいね)をカレーを煮込む際の水として使ってみてください。
コクのあるカレーができあがりますよ!